コンセプト · モビリティ / 2020
G-Turbo
モビリティのコンセプト
生命感から、レースのかたちを想像する。
バイオ燃料が普及した未来を舞台とする、レーシングモーターサイクルのコンセプトです。動物のようなスピード感を車体の造形に取り入れ、チームでスケッチ、デジタルモデル、実物大の模型を制作しました。







プロジェクトノート
ユーグレナ由来のバイオ燃料を手がかりにした、レーシングモーターサイクルの提案。 大気汚染や温室効果への関心を背景に、2030年、環境意識が高まり電動化が進む社会を想定しました。内燃機関を使う競技車両にも、別の燃料と新しい関係性を考えられないかを探っています。 燃料を生み出す生物の再生能力から、休むことで活力を取り戻す「生きた相棒」のようなモーターサイクルを想像しました。これは未来の世界観を描くための構想であり、燃料が不要な仕組みを実証したものではありません。 原資料では、ユーグレナの高い二酸化炭素濃度への耐性、増殖能力、燃料としての可能性に関する研究を参照しています。参考文献:鈴木健吾、東京大学、2016年3月1日。資料内の350倍の二酸化炭素濃度や30〜40倍の増殖という数値、ロケット推進への応用の記述は研究背景として引用したもので、この車両で検証した性能ではありません。 市販の競技用モーターサイクルの構成を参考に、フロントフォーク、パッド、ステップなどの位置関係を共通条件として整理。チームの各メンバーが案を展開し、実物大の模型を共同制作しました。 後部の抜けを設けた造形では軽量感と空気の流れを、ハンドル外側のブレーキポンプでは取り付け、整備、配線の取り回しを検討しています。これらの空力や安定性への効果は、実測結果としては示していません。 タンクに光を取り込み、ユーグレナ由来の燃料を循環させることや、エンジンと発電機を組み合わせることも未来の設定の一部です。機械に生命感を与える造形と、乗り手との関係を探るチーム制作です。